組合たより「建築積算チェックポイント研修会」の開催結果について

　10/3（火）13:30から郡山市の「福島県農業総合センター」多目的ホールで当組合の教育研修事業の一つである「建築積算チェックポイント研修会」を開催し、組合員28社51名が参加しました。
　当日は、教育研修事業等企画委員会の佐藤副委員長の司会の下で、研修に先立ち鈴木理事長の挨拶と濱尾委員長からの事業説明がありました。毎年の研修会は組員アンケート等を参考に教育情報等企画委員会が作成した企画案を理事会承認の下に事業計画化されるもので、本研修会は公共事業等の設計に携わる組合員の技術向上を目的に開催しています。

　研修会は、はじめに「積算業務概要」と題し、田中　幸吉氏（積算協会東北支部福島役員）からは、建設物価の急激な高騰に伴う建築工事の入札不調などから設計・積算の見直しを迫られる事例が増えていること、設計変更には第三者がみても分かりやすい積算調書であること、また、積算基準に基づく数量調書であることなど、建築積算業務の重要性についてお話しいただきました。

　次に、「建築数量積算基準の基本」と題し、「建築数量積算基準・同解説」等をテキストに中野　良伸氏（積算協会東北支部）には「躯体編」について解説いただくと共に、佐藤　孝男氏（積算協会東北支部）には「仕上編」について説明いただきました。
　質疑応答を含め16:30までの研修でしたが、各講師にはテキスト以外にも個別資料を提供いただき事例問題を解くなど、ポイントを押さえてのお話をいただきました。なお、参加できなかった組合員事務所には、本研修会で使用したテキストを別途（一冊）送付しますので活用願います。