組合たより「建築設備計画チェックポイント研修会」の開催結果について
2022.10.28 10/25(火)13:30から郡山市の「福島県農業総合センター」多目的ホールで当組合の教育情報事業である「建築設備計画チェックポイント研修会」を開催し、組合員29社50名が参加しました。
当日は、教育情報等企画委員会の佐藤(孝)副委員長の司会の下で、研修に先立ち鈴木理事長の挨拶と濱尾委員長からの事業説明がありました。毎年の研修会は組員アンケート等を参考に教育情報等企画委員会が作成した企画案を理事会承認の下に事業計画化されるもので、本研修会は近年の建築設備の技術が建築とともに高機能化・多様化・環境問題解決への対応に向け重要視される中、建築設計業務を進める上で意匠担当者の基本的事項の理解が不可欠となってきていることから企画されたものです。
研修会は、はじめに「建築と設備について」と題し、設備全般について小柳 浩氏((有)いわき設備設計事務所)にテキスト解説(図解:建築設備の知識:オーム社)をいただきました。建築設備は、建築物が機能を発揮するために必要不可欠なもので、設備の知識がなくては建築物の計画は困難であり、建築計画、構造計画などの分野とも密接に関連しています。また、すべて機械化され利便性が高ければよいというわけではなく、初動機の計画・設計段階で自然環境や周辺環境を考慮して必要最小限の設備で最大限の効果を得ることができるよう低コストで快適な空間づくりを目指さなければなりません。本テキストは、設備計画の立て方から各種設備の基本的な原理と構成・しくみなどを実務的な立場から分かりやすく解説したものです。
次に、機械設備の内、「空調設備」について國分 寛樹氏((有)イズミ設計事務所)、「給排水設備」について池田 俊幸氏(㈱アーク)に解説いただくとともに、「電機設備」については八島 一隆氏((有)八島企画設計)に説明いただきました。
質疑応答を含め16:30までの講義でしたが、各講師にはテキスト以外にも個別資料を提供いただくなど、意匠担当者でも理解できるように設備専門家ならではのポイントを押さえてのお話をいただきました。なお、参加できなかった組合員事務所には、本研修会で使用したテキストを別途(一冊)送付しますので活用願います。