伊達市「かみほばら放課後児童クラブ館新築工事基本・実施設計業務委託」 設計競技審査会結果について

　本設計競技は伊達市の要請に基づき当組合県北方部組合員及び伊達市内の１級建築士事務所を対象に標記業務の設計者選定を行うもので、約2,700㎡の敷地に延べ床面積約700㎡の児童福祉施設を整備するものです。
　本設計競技は提案書提出期限を9/5（月）としておりましたが、応募者数が５者であったため、審査会委員との事前調整の結果、応募者５者すべてをヒアリング対象者とすることを決定して事前通知しました。このことから9/15（木）に予定されていた第１回審査会（ヒアリング予定者の選定等）は非公開での審査会開催となりました。実施要領に基づき失格条項や審査、選定方法、ヒアリング手順等について確認しました。その結果、受付番号⑤については敷地内の既存施設（旧発達支援室：こどもも）の活用を含む提案となっていたことから前提条件を越脱しているとの判断で失格となりました。
　その後、9/22（木）に伊達市役所で標記設計競技第２回審査会を開催しました。審査に先立ち12時30分からの審査委員会では森山委員長の下で審査会の進め方について審議いただきました。次にコロナ禍の中ではありますが傍聴者数を制限した公開審査とすること、ヒアリングは1者25分（説明10分、質疑15分）で進めること、全応募者の提案評価を行うこと、評価は総合評価で行うこと、選定は投票を参考に行うことなどを確認しました。また、委員長提案により4者の提案書に対する各委員の評価ポイントや質問項目等の情報共有を行いました。

　引き続き、13時30分から同会場で公開ヒアリング審査を行いました。プロジェクターを使っての提案者説明の後、それぞれの委員の視点からの質疑応答が行われました。
　4者のヒアリング終了の後、最優秀提案者及び優秀提案者の選定作業に入りました。委員長提案により最優秀候補者◎、優秀候補者〇の2者選定方式による審査員無記名投票を行いました。その結果、受付番号①が◎１票〇3票、受付番号②が◎1票、受付番号③が〇2票、受付番号④が◎3票となりました。次に投票結果を受けて具体的審議を行った結果、受付番号④：(株)中山建築研究所を最優秀提案者に、受付番号①：(株)大野建築設計事務所を優秀提案者に選定しました。
　その後、提案いただいた5者の提案書について各委員からの評価をいただくと共に森山委員長の総評をいただきました。

　　なお、審査委員会は外部有識者及び発注機関関係者で構成しており、審査委員長に森山　修治氏（日本大学工学部：教授）、外部委員に平子　恵俊氏（福島県建築設計協同組合：顧問）、発注機関から佐藤　弘一氏（伊達市：副市長）、同じく鹿股　敏文氏（伊達市：こども未来部長）、関根　朋幸氏（伊達市：建築住宅課長）の計5名に依頼しました。