更新情報
お知らせ「建築積算講習会のご案内」(2019.6.19)
組合員の皆様へのお知らせです。
標記講習会について、(公社)日本建築積算協会東北支部より情報提供ありましたのでお知らせします。
なお、申込みについては直接、建築積算協会東北支部になりますのでご承知願います。
※別紙:「建築積算学校 仙台校」ご案内[PDF形式](894KB)
組合たより「鉄筋モックアップ研修会」の開催結果について
5/31(金)に宮城県で開催した標記研修会に組合員18名と濱尾副理事長、佐々木専務理事が参加しました。本研修会は今年度の事業計画に上げていた「教育情報事業」の1つで20名の募集枠に27名の申込みがありましたが、研修会場の都合から全員対象と出来ず1社1名とさせていただきました。研修会場は鉄筋組立・加工販売業の(株)サンエーテック工場敷地内(宮城県黒川郡大衡村)にあるJSCA東北支部鉄筋研修施設です。高速道路を利用して福島市から約90分、いわき市から約3時間距離にあります。
当日はJSCA(日本建築構造技術者協会)東北支部から4名の講師に来ていただきました。10:30開催の研修会ですが、一読しておくことが条件で事前配布した関係資料を基に午前中は「配筋検査講習」のテキストによる講義が行われました。これまでの地震時の被害状況から配筋検査の重要性や検査手順、検査記録、検査項目等の確認を行うと共に、鉄筋のかぶり厚さ、あき、定着長さや基礎、柱、梁、スラブ、壁、開口補強等の配筋標準を再認識した上で、配筋間違い例として本数不足、XY方向違い、間隔未調整、フック角度間違い、余長不足、設備配管や貫通孔の位置等を指導いただきました。
JSCA東北支部の講師(4名)
テキストによる講義風景
午後一番に東北一と言われる鉄筋加工組立の工場を見学させていただきました。加工組立・ガス圧接の多くを工場で行い、現場加工組立は最小限におさえているとの事で、大手ゼネコンからの受注予約が2年先まであるそうです。20歳から30歳代の若手、中堅社員も多く社員寮を備えています。
サンエーテック工場
工場内見学(その1)
工場内見学(その2)
スラブ配筋折りたたみ加工(主筋・配力筋)
梁筋・スターラップ筋折りたたみ加工
柱筋・フープ筋組立加工
その後、鉄筋モックアップ研修施設で「配筋検査」の実習を行いました。3名1組の6班に別れ、配布された「配筋検査チェックシート」のヒントを参考に基礎、地中梁、壁、スラブ、梁、柱等の各箇所を検査し、間違っている箇所と内容を記録表に記載していきます。検査エリアを2工区(各3班)に分け、検査時間約50分と講師解説20分を交互に行いました。参加者のチェック以上に間違い箇所が多く設定されていました。
鉄筋モックアップ研修施設
実習前の概要説明
スケール、懐中電灯で確認しないと発見出来ないかぶり厚さ、断面寸法、間隔等の間違いや図面と見比べないと発見出来ない鉄筋本数、径、種類、XY方向等の間違いもありました。実習終了後に研修会場で質疑応答を行い、16:45の現地解散となりました。
参会者の皆さん、お疲れ様でした。
鉄筋モックアップ全景
検査風景(その1:梁・スラブ)
検査風景(その2:柱・梁)
講師による解説(その1:基礎)
講師による解説(その2:梁・壁)
講師による解説(その3:スラブ)
講師による解説(その4:柱)
濱尾委員長による質疑応答
※別紙:講習テキスト(共通用)[PDF形式](4,241KB)
※別紙:講習テキスト(配筋間違い例) [PDF形式](4,510KB)
※別紙:鉄筋モックアップ研修会(案内図) [PDF形式](417KB)
※別紙:鉄筋モックアップ研修会(参加者名簿) [word形式](36KB)
※別紙:配筋検査チェックシート[PDF形式](1,123KB)
※別紙:配筋図 [PDF形式](785KB)
組合たより「第54回通常総会」開催状況について
5/28(火)にホテル辰巳屋(福島市)で第54回通常総会を開催しました。総会に先立ち平子理事長の挨拶の後、ご来賓の福島県知事代理:新関土木部次長、吉田栄光県議会議長よりご祝辞を賜りました。
平子理事長の挨拶
福島県知事代理:新関土木部次長のご祝辞
吉田栄光福島県議会議長のご祝辞
併せて、組合員の代表者変更、社名変更となった方々を紹介しました。
〇代表者変更
(株)邑建築事務所 代表取締役(変更前)陽田 秀夫 ⇒(変更後)矢吹 大
〇社名変更
(有)鈴木設計(変更前) ⇒(株)ボーダレス総合計画事務所(変更後)
次に、新規加入者1名を紹介しました。
〇(有)山内建築設計工房 代表取締役 山内 新一郎
(株)邑建築事務所 代表取締役 矢吹 大
(有)山内建築設計工房 代表取締役 山内 新一郎
その後、組合員47名のうち、本人出席40名、委任状6名の計46名での総会開催となりました。
議題として、①平成30年度事業報告の承認について、②平成30年度収支決算書並びに剰余金処分(案)の承認について、③令和元年度加入者に対する加入金等について、④令和元年度組合員より徴収する賦課金について、⑤令和元年度事業計画(案)について、⑥令和元年度予算(案)の決定について、⑦令和元年度借入金残高の最高限度の決定について、⑧役員報酬の最高限度額について、提案され原案のとおり承認されるなど、通常総会は滞りなく進められました。
引き続き、同会場で関係機関、関係団体等の方々のご臨席を賜り懇親会が開催されました。参加者約60名による限られた時間での懇談会ではありましたが、終始、和やかな雰囲気の中で親睦を深めることが出来ました。有り難うございました。
平子理事長の挨拶
濱尾副理事長の中締め
組合たより「(仮称)矢吹町複合施設建設工事監理業務委託」 に関する全体会議
4/17(水)の9時30分から矢吹町会議室で標記業務に関する全体会議が行われました。役場側からは野崎町長をはじめ担当課である都市整備課の職員4名、施工者側は高田工業(株)・(株)平成工業・信和建設(株)の共同企業体から7名、工事監理受託者である組合側からは鈴木伸幸建築事務所(鈴木代表、藤島主任)&エスデー設計研究所(石井代表)、組合事務局の佐々木専務理事の4名が出席しました。
全体会議風景
本施設は観光交流、子育て支援、公民館、図書館等の機能を備えた延べ床面積約3,000㎡、2階建ての複合施設で平成31年度末の完成を目指しています。はじめに野崎町長の本施設整備にかける思いをお話しいただいた後、今後の工事の進め方について事前の確認や意見交換等を行いました。
外観パース
鳥瞰図
全体会議で準備した資料は、4/10(水)に担当課と協議・調整したもので、限られた工期の中でスムーズに工事を進めるために事前準備いただくものとして、「工事監理業務方針」や「建築・設備工事に関する提出書類一覧及びチェックリスト」、「三者の工事監理業務区分表」、「工程ごとの工事監理業務チェックリスト」等を提示しました。
次回(5/9)は、三者の監督員や監理技術者、さらには工種ごとの現場代理人等が一堂に会しての全体工程会議を開催することとし、当日準備するものを確認しました。
役場との事前打合せ
組合たより「第1回教育研修事業等企画委員会の開催状況報告」
4/9(火)にホテル辰巳屋(福島市)で平成31年度第1回の教育研修事業等企画委員会を開催しました。濱尾委員長(県中)をはじめ、鈴木(宏)副委員長(県北)、高桑副委員長(県南)、鈴木(勇)委員、(県北)、水上委員(県中)、佐藤委員(会津)、木村委員(いわき)の7名で構成されています。今回は今年度「教育情報事業計画(案)」について、先月末に実施した「平成31年度事業計画に関するアンケート調査結果」や昨年度事業の実施状況を基に研修内容、講師依頼、実施時期等について意見交換を行いました。
はじめに平成30年度事業の検証を行いました。「建築設計技術研修会」を白河市で開催するとともに、「建築・まちづくり事例等先進地視察・研修会」を東京都内で開催しました。参加者からはテーマや講演・視察内容共に一定の評価をいただきました。なお、「プロポーザル提案実例研修会」は講師依頼した複数の組織事務所から企画設計ノウハウやデータ等を外部公開できない旨の回答を得たこと、「戦略的事業研修会」は組合に適した具体的メニューが定まらなかったことから取りやめとさせていただきました。
このような結果を踏まえての「平成31年度事業計画(案)」(総事業費予算7,000千円)ですが、理事会でも度々話題となっていた「海外研修」を復活させることにしました。視察先は欧州コースと短期型東南アジアコースの2コースとし、街並みや歴史的建造物、木造建築、リファイン等を中心とした建築物を視察調査する研修会としました。翌年度も米国・メキシコ及び東南アジアの2コースを視察調査してはどうかとの意見もありました。他に工事監理者向けの配筋の間違いをチェックする「鉄筋モックアップ研修会」、昨年度の委員会で工事監理者や組合検査員向けに作成した工事監理チェックリスト等を理解する「建築設備工事監理マニュアル研修会」、福島県が平成32年度にEDSからRIBC2への積算システム移行を決めたことに対応するための「建築設備積算システム研修会」など、アンケートでも要望のあった実務研修を開催する予定です。
なお、これらの研修会は事業費予算を含め4月の理事会、5月の総会での承認の後、6月以降に開催する予定です。
また、組合員にご協力いただいた「アンケート調査結果」は別添のとおりです。
※別紙:アンケート調査結果[PDF