受託業務
伊達市「子どもの物語ミュージアム(仮称)新築基本・実施設計業務委託」 に関する組合完了検査の実施状況報告
2018.11.9 11/8(木)の10時から標記業務に関する組合完了検査を行いました。
本施設は伊達市霊山町に建設する博物館(ミュージアム)施設で、延べ面積約1,350㎡、RC造+一部W造・S造の2階建て、地上2階・地下1階の施設です。
組合完了検査ですが、定款に基づく規約(官公需共同受注規約)第6条に定めた完成図書の審査を言います。組合受託業務は担当事務所が社内検査を実施した後、組合の管理建築士及び組合が委嘱した審査委員の内部審査(組合受託業務適用基準、発注者仕様の合否等)を受検した上で発注者に成果品を納品することになります。つまりダブルチェックによる成果品精度の確保です。
組合完了検査の全景
設計図書(概要書、図面、設計書等)
完了検査当日は、受託者側(意匠・積算:(株)ティ・アール建築アトリエ、構造:和構造設計事務所、設備:(株)アーク)の担当者に対し、審査員4名(意匠:福富氏 (ノア・アーキテクツ)、構造:木村氏(寿設計)、積算:鈴木氏(創ライフ研究室)、設備:木下氏(いわき設備設計事務所))が専門の立場から審査を行いました。担当者は審査委員からの指摘、指導事項やQ&A、相互の意見交換等を反映させた設計図書を納品することになります。
意匠審査風景
構造審査風景
積算審査風景
設備(電気、機械)審査風景
組合完了検査は発注者に納める成果品の品質向上を図ると同時に組合員相互の技術の研鑽につながります。自社の業務スタイルや社内検査システムでは気付かない経験豊かな審査委員のアドバイスや基準・仕様等の改正、新技術・新素材・新工法等の情報交換なども行われています。事務局では個別案件ごとの完了検査記録を分析し、研修会の開催や関連するチェックリストやマニュアルの作成・改正に活かして参ります。