「プロポーザル実施要領研修会」開催状況について
2018.5.25 5/23(水)にホテル辰巳屋(福島市)で研修会を開催しました。昨年度に委員会を設置して取り組んできた実施要領の改正内容を組合員に周知し理解いただくための研修会で40名の参加がありました。
鈴木委員長(杜設計)の挨拶
近年、組合主催のプロポ・コンペ等が、発注者からの建築設計業務受託等に際し高い評価を得る一方で、組合員からはマンネリ化する審査員の選定や実施要領に抵触する失格事例の発生など、プロポ・コンペ等のあり方に対する検証・見直しの意見・要望が寄せられていました。(※これまでの経緯は、別添「次第・委員会設置の背景」を参照のこと。)
組合では各方部から推薦された計6名の委員による委員会を設置しました。第1回(8月開催)はこれまでの経緯を再確認し現状分析や課題・問題点の抽出を行いました。第2回(10月開催)では組合員約40名の参加によるワークショップ(WC)検討会(10/13:二本松市で開催)を開催し意見交換を行いました。WCでは2テーマ8項目(テーマ1:①提案書の作成期間、②提案書様式、③失格・無効、④表現方法、⑤その他、テーマ2:①審査員構成、②公開制度、③審査方法)について6班に分かれ意見交換と報告会を行いました。第3回(11月開催)、第4回(2月開催)ではこれまでの意見を基に、①今後の対応案、②そのための取組み案を議論しました。委員からはプロポ未経験者への情報提供や研修会の開催、組合に対する発注者(市町村)の意向・要望の伝達、審査員の組合プロポへの理解など広範な視点からの意見や提案書作成期間の長短、提案様式の省力など具体的な視点での意見も出されました。特に、提案書の表現方法や失格・無効への対応や取組みについては一定の方向性は示すものの更なる意見交換の場(各年の見直しなど)が必要であるとの付帯意見も出されました。その後、第7回理事会(2月開催)での報告・意見聴取、第8回理事会(3月開催)での承認を経て、今般、組合員の皆さんへの周知を図るための研修会開催の運びとなりました。
本研修会では、鈴木委員長((株)杜設計)による経過説明の後、佐々木専務理事より、①「設計者選定フロー図(別添)」による約款・規約等に基づく担当者決定までの手順の説明、②「プロポ要領改正一覧(別添)」による課題や問題点を受けての主な改正点、③「プロポーザル実施要領新旧対照表」による改正内容の説明がありました。なお、改正後の要領は、すでに現在受託している「さゆり荘建設事業基本設計委託業務」に反映させております。
研修会当日、資料配付出来なかった「プロポ&公募型プロポ要領比較一覧」、「様式」等も添付してありますので参照願います。また、福島県が昨年度に公募した「アーカイブ拠点施設」の提案書も閲覧できるように添付しましたので参照下さい。全国のプロポに応募している設計事務所の提案内容ですので書き込みや表現手法等の許容範囲は大いに参考になると思います。
本委員会委員及びWCに参加いただいた組合員の皆様のご協力に感謝申し上げます。
なお、研修会で配布した資料及びプロポ実施要領様式等は次のとおりです。
・次第・委員会設置の背景[Word形式](23KB)
・設計者選定フロー図[Excel形式](42KB)
・プロポ要領改正一覧[Excel形式](29KB)
・プロポ実施要領 新旧対照表[Excel形式](44KB)
・要領 様式3-1[Word形式](35KB)
・要領「正様式」様式3-2、様式4[Excel形式](29KB)
・要領「副様式」様式3-2、様式4[Excel形式](29KB)
・プロポ&公募型プロポ要領比較一覧[Excel形式](399KB)
・福島県アーカイブ拠点施設プロポ(応募提案書)
→アーカイブ拠点施設(2次対象案)その1[PDF形式](2,535KB)
→アーカイブ拠点施設(2次対象案)その2[PDF形式](2,534KB)
→アーカイブ拠点施設(2次対象案)その3[PDF形式](3,083KB)
→アーカイブ拠点施設(最優秀案) [PDF形式](2,411KB)
→アーカイブ拠点施設(次点案) [PDF形式](2,635KB)