研修会
「ZEB講習会(福島県ZEBガイドライン)」の開催結果について
2025.2.6 2/3(月)13時から須賀川市の「須賀川市民交流センター(tette)」たいまつホールで当組合の教育研修事業の一つである「ZEB講習会」を開催し、組合員26社68名が参加しました。
当日は、講習会に先立ち11時から2019年に福島県のZEBモデル施設として整備した「福島県須賀川土木事務所」見学会を実施しました。2020年8月に完成した2階建ての新庁舎は、ZEB化にあたり設備の効率化(アクティブ技術)だけでなく、建築計画の手法(パッシブ技術)を最大限に活用するなどして再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量87%削減(省エネ57%、創エネ30%)を実現した施設でNeary ZEBの評価を得ています。設計を担当した(株)土田建築設計事務所の飛木所長(組合:副理事長)に設計上のポイントを説明いただくと共に施設案内していただきました。
また、13時からの座学研修は、須賀川市民交流センターに会場を移し、教育研修事業等企画委員会の幕田委員の司会の下で進められ、鈴木理事長の挨拶の後、「福島県ZEBガイドライン」をテキストに、福島県営繕課の専門電気技師:風間猛雄氏と当組合の副理事長:飛木佳奈氏((株)土田建築設計事務所:代表)に講師を務めていただきました。風間講師からはガイドラインの基本的な考え方や福島県の取組みをお話しいただきました。また、飛木講師からは設計者の立場から、「新築編」として基本設計・実施設計時の対応や留意点、さらには「改修編」として施設改修計画時の費用対効果など経験談をお話しいただきました。