「三春町認定こども園基本・実施設計業務委託」 プロポーザル審査会結果について
2021.8.10 7/29(木)に三春町役場3階議場で標記プロポーザル第一次審査会が開催されました。審査に先立ち11時からの審査委員会では長澤委員長の下で第一次審査の進め方について審議いただきました。
はじめに応募のあった7者の技術提案書が失格要件に該当しないことを確認しました。次に、コロナ禍の中ではありますが傍聴者数を制限した公開審査とすること、全応募者の提案評価を行うこと、評価は総合評価で行うこと、第二次審査対象者(ヒアリング要請者)を選定すること、選定は投票を参考に行うことなどを確認しました。
引き続き、13時から第一次審査が行われました。本事業は三春町からの要請に基づき組合員を対象に標記業務の設計者選定を行うもので、約6,800㎡の敷地に平屋建て延べ床面積約1,800㎡のこども園を整備するものです。
審査員にはそれぞれの専門的立場から7者すべての提案書について意見をいただきました。その後、ヒアリング要請者の選定作業に入り、各審査員無記名で1人あたり3者の投票を行いました。その結果、得票上位5者をヒアリング要請者として選定しました。また、前面道路及び敷地に高低差(約10m)があることから追加資料として配置図(現況高&計画高)と縦断図の提出を求めました。
8/9(月)に福島市のコラッセふくしま5階研修室で第二次審査会が開催されました。審査に先立ち11時から二次審査の進め方等について審議いただきました。ヒアリングは1者25分(説明10分、質疑15分)で進めること、5者ヒアリング終了後の選定作業はヒアリング結果の評価や絞込み投票結果を参考に意見交換を行うこと、必要に応じ再投票を行うなどして最優秀者等を選定することを確認しました。なお、前回同様、第二次審査も公開で行うこととしました。
引き続き12時30分より第二次審査が行われました。プロジェクターを使っての提案者説明の後、第一次審査で意見交換が行われた点や追加資料を中心にそれぞれの審査員の立場からの質疑応答が行われました。
その後の選定作業では、ヒアリング要請者に選定された5者の提案について再度評価を行った上で、審査員無記名で2者の投票を行いました。その結果、受付番号⑥が5票、受付番号⑤番が4票、受付番号④番が1票となりました。
投票結果が2者で僅差となったことから、委員長裁定で再度、決戦投票を行うこととしました。投票方式は受付番号⑤、⑥の2者を対象に1者投票としました。その結果、受付番号⑥番が4票、受付番号⑤番が1票となり、4票を獲得した受付番号⑥番:(有)辺見設計を最優秀提案者に、1票を獲得した受付番号⑤番:(株)白井設計を優秀提案者に選定しました。
審査委員会は外部有識者及び発注機関関係者で構成しており、審査委員長に長澤 悟氏(東洋大学:名誉教授)、外部委員に小林 徹氏(郡山女子大学短期大学部:教授)、同じく市岡 綾子氏(日本大学工学部:専任講師)、発注機関から新野 美希子氏(三春町:北保育所長)、同じく新野 恭朗氏(三春町:建設課長)の計5名に依頼しました。