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伊達市「旧小手小学校リノベーション工事設計業務」 簡易公募型設計競技 審査会結果について

2021.8.2

 7/16(金)に伊達市月舘総合支所の3階多目的交流室で標記設計競技の第一次審査会が開催されました。審査に先立ち11時からの審査委員会では第一次審査の進め方について審議いただきました。
 本施設整備は、「月舘地域振興基本計画(H28)」の小手地区を対象とした重点プロジェクトの整備目標を基に進められているもので、本施設をリノベーション改修するに際しては整備目的、活用コンセプト等に沿って多様な提案を求める趣旨から設計競技方式としています。施設概要ですが、敷地面積約8,300㎡、校舎:RC造3階建て、延べ床面積約1,700㎡、体育館:S造平屋建て、延べ床面積約707㎡の施設のうち、旧校舎を改修して簡易宿泊所、集会所等に用途変更するものです。
 審査会では、はじめに応募のあった10者の技術提案書が失格要件に該当しないことを確認しました。次に、コロナ禍の中ではありますが傍聴者数を制限した公開審査とすること、全応募者の提案評価を行うこと、評価は総合評価で行うこと、第二次審査対象者(ヒアリング要請者)を選定すること、選定は投票を参考に行うことなどを確認いただきました。

 引き続き、13時から行われた第一次審査では、審査員にはそれぞれの専門的立場から10者すべての提案書について意見を述べていただきました。その後、ヒアリング要請者の選定作業に入り、3~5者程度に絞り込むため、各審査員が1人あたり3者を選ぶ形での投票を行いました。その結果、得票数5票1者(受付番号⑦)、4票1者(受付番号③)、3票1者(受付番号④)、1票3者(受付番号①、⑥、⑨)となりました。委員長裁定で3票以上の3者(受付番号⑦、③、④)をヒアリング要請者とした上で、更なる要請者絞り込み作業を行うこととし、1票3者を対象に各審査員1者を選ぶ形での追加投票を行いました。その結果、2票2者(受付番号⑥、⑨)を加え、計5者をヒアリング要請者としました。

 7/20(火)に前回と同様に伊達市月舘総合支所の3階多目的交流室で標記設計競技の第二次審査会を開催しました。審査に先立ち11時からの審査委員会では二次審査の進め方等について審議しました。ヒアリングは1者25分(説明10分、質疑15分)で進めること、ヒアリング後の選定作業は投票結果を参考に意見交換を行うこと、必要に応じ再投票を行うこと、最終的には最優秀者および優秀者(次点)を合議で選定することを確認しました。なお、前回同様、第二次審査も公開で行うことしました。
 引き続き13時10分より行われた第二次審査では、プロジェクターを使っての5者の提案説明の後、第一次審査で意見交換が行われた点を中心にそれぞれの審査員の立場からの質疑応答を行いました。休憩を挟んでの選定作業では、審査員無記名で最優秀提案者◎印、優秀提案者〇印を付けることとして投票を行い、受付番号⑦、⑨(◎印2票:〇印1票)、受付番号④番(◎印1票:〇印1票)、受付番号③番(〇印2票)という結果となりました。委員長裁定で受付番号⑦、⑨の2者を対象に審査員の1者投票で決戦投票を行った結果、審査員5名のうち3名が受付番号⑦、2名が受付番号⑨という結果となりました。僅差でしたが、上位の受付番号⑦:(株)大野建築設計事務所を優秀提案者に、受付番号⑨:(株)ボーダレス総合計画事務所を優秀提案者とすることで異論なく、全会一致で確定しました。

なお、審査員は次の5名です。審査委員長に浦部智義氏(日本大学工学部:教授)、審査委員に奥村 誠一氏(奥村誠一建築再生設計事務所:代表)、濱尾 博文氏(エーユーエム構造設計:代表)、佐藤 弘一氏(伊達市:副市長)、宍戸 利洋氏(伊達市:未来政策部長)。